コンシューマーズ京都では数年前よりエンディングノートの普及啓発に取り組みはじめ、昨年9月には「老いる前に物の整理を」と題したセミナーを開催し、終活というエンディングノートからさらに視野を広げた普及啓発が急務であると実感しました。
先日、我々の学習の一環として、独居高齢者が残した遺品の整理をする現場に立ち会わせていただき、その作業工程の一部をみてきました。
(許可を得て掲載しています)
作業日に至るまでに遺族のみなさんには思い出に浸り、大切なものをあらかじめ避ける作業も必要です。
そのあとの残された大量の遺品を処理する現場は専門業者による段取りがとても重要で、作業員の動きや地元行政の大型ごみの引き取りの手配など作業工程が着々と進んでいきました。
遺族の遺品整理に要する時間と費用は莫大なものです。
遺族に迷惑をかけないようにという目的はもちろんですが、自分の人生を不要なものに囲まれて過ごすことに納得ができるか、という自分自身のための「物の整理」を考えてみてはいかがでしょうか。